コラム
» 2019年04月25日 06時00分 公開

西村博之が語る「令和ニッポンの処方箋」【中編】:ひろゆきの提言(2)――予測が難しい時代にハズさない「未来の読み方」 (1/6)

ひろゆきこと西村博之氏が、令和時代を迎える日本が今後どんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかを3回にわたって提言する。第2回目は予測が難しい時代に、ハズさない「先読み」のコツ――。

[ひろゆき(西村博之),ITmedia]

 いよいよ平成が終わって令和が始まりますが、残念ながらこのまま行くと、日本に明るい未来はやって来ないでしょう。こんな予想はハズれたほうがいいに決まっていますが、いろいろなシミュレーションをしてみても、日本経済が悪くなる以外の方向性は見えません。

 ただ、誤解がないように言っておくと、これは日本全体の話です。そんな中でも個人一人ひとりは、いくらでも幸せに生きられます。

 近刊『このままだと、日本に未来はないよね。』では、これから日本がどんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかをまとめました。前回記事では「「1人産めば1000万円支給」で少子化は解決する」と提言しましたが、今回の中編では、これからの「予測が難しい時代」に、その予測をハズさない「先読み」のコツをお伝えします。

phot ひろゆき(西村博之) 1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、米国のアーカンソー州に留学。99年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。06年、「ニコニコ動画」を開始し、大きな反響を呼ぶ。09年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。15年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に(撮影:須貝智行)

予測の精度は高いほうが損をしない

 令和時代の日本経済は、残念ながら悪化する以外の方向性があまり見えないというのが正直な見立てです。

 時代や技術の変化に追い付くためには、「お金」と「人材」が必要なんですが、今の日本にはどちらもそろっていません。

 人口が減ればそれだけGDP(国内総生産)が下がりますし、マーケットが小さくなれば、ほかの国は日本市場を重視しなくなります。言うまでもありませんが、お金が集まる国のほうが投資や技術開発も盛んになります。優秀な人材が世界中から集まるし、価値のある商品も生まれやすくなります。

 一方で、国内マーケットが縮小すれば全体の売り上げもどんどん減っていきます。当然、毎年売り上げが減るのが分かっていたら、給料はまず上がりません。国内企業の給料が上がらなくなれば、優秀な人は外資系や外国をマーケットにしている日本企業に流れます。

 そんな右肩下がりの日本で、個人がうまく生き抜くために持っていると“おいしい”スキルは、「未来の予測精度を上げる」ことです。

 「未来を予測するなんて、天気予報みたいなもの。当たるわけがないから考えるだけムダ」と思う人もいるかもしれません。ただ、ハズレることがあるからといって、「まったく意味がない」と考えるか、「たまに当たってよかった」と考えるかで、ずいぶん違います。

 例えば、何かに投資をするときに、うまくいく方向に投資をしないと損をします。仮想通貨だって、めちゃくちゃ高値のときに投資をしたら大損しますよね。だから、予測の精度が高いほうが損することは少なくなるのは、言うまでもありません。

 しかも、商品やサービスのヒット予測や、新しいテクノロジーの普及予測にはコツがあって、それを押さえると、かなり予測の精度は上がります。今回は、僕の未来予測の思考法を紹介します。

phot 令和時代、日本経済が悪化する以外の方向性は見えないが……(写真提供:ゲッティイメージズ)
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