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» 2019年06月26日 08時00分 公開

お人好しと勝利者の分かれ目は:他人に惜しみなく与えて「成功する人」と「搾取される人」はどこが違うのか (1/3)

「与えよ、さらば与えられん」という言葉があるくらい、ビジネスの世界では「与えること」が重要視されていますが、考えなしに与え続けていると……。

[北村貴明,Books&Apps]

この記事はティネクトのオウンドメディア「Books&Apps」より転載、編集しています。


 コワーキングスペースの運営を生業にしていると、数多くのコンサルタントや、フリーランスの技術者、起業家などに会う機会があります。彼らをよく観察していると、成功者といわれる人々には、一定の共通項があるように見えます。

成功者は、成功するべくして成功する

 成功者の定義はさまざまですが、ここでは「経済的に恵まれ」さらに「社会的に認められている」人を、成功者と呼ぶことにします。

 そんな「成功者」について議論をするときに常に付いて回るのは、「成功は運か? それとも実力か?」という話題です。これについてはさまざまな意見がありますが、私の経験からいえば、これは明らかに「実力」です。

 成功者は、成功するべくして成功するのです。コワーキングスペースに来る方々を観察すると、それがよく分かります。

 「お金」は悪いことをしても、あるいは極端な話、運が良いだけでも手に入りますが(宝くじに当たればよいのです)、「多くの人に認められる」ためには、他者に大きな貢献をしなければならないからです。

 いいかえれば、「他者に大きく貢献した人」が、お金とそれにふさわしい地位を手に入れるのです。そしてこれは、偶然によるものではありません。

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 しかし、このような話をすると、よく、「そんなことは分かってるよ」という声が返ってきます。確かにその通りです。実は、そんなことは皆分かっている。だから、本当は皆成功できるはず――。なのに、現実は異なります。

 では、いったいなぜ、成功する人は少ないのでしょう?

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