ダイバーシティー(人材の多様性)への受容度でも日本のビジネスパーソンが突出して低い結果となった。「女性の上司のもとで働くことに抵抗はない」と「外国人と一緒に働くことに抵抗はない」の項目で最下位を記録。一方で、特にオセアニアや東南アジア諸国では女性の上司や外国人に対する受容度が高い結果となった。同研究所の担当者は「海外では外国人と働くことはもはや当たり前。一方でこれまでの日本の雇用の枠組みでは、外国人や女性の上司と働くことにいまだに慣れていない場合が多いのでは」とみる。
上昇志向や独立意識などで、急伸するアジアなどの諸外国に大きく差をつけられた結果となった日本のビジネスパーソン。同研究所の担当者は「日本型雇用が機能不全となり、20〜30代の社員から見て先輩がロールモデルになりえていない事態が背景にあるとみられる。日本の人材の国際競争力について憂慮すべき状態となっている可能性がある」と指摘する。
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