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日本人の出世意欲、アジア太平洋地域で「断トツの最下位」 国際調査で判明「意識低すぎ」な日本のビジネスパーソン(2/3 ページ)

» 2019年08月27日 15時00分 公開
[服部良祐ITmedia]

「独立志向」や「自己研さん」でも最下位……

 独立や努力志向の面でも日本のビジネスパーソンの「意識の低さ」が目立った。「会社を辞めて独立・起業したい」という質問に「そう思う」と回答した割合は、日本が15.5%で最低の結果に。逆にトップのインドネシアでは56.4%が独立を希望する結果となった。「勤務先以外での学習や自己啓発をしているか」という質問に対して、日本は46.3%が「特に何も行っていない」と回答。自己研さんにおいても14カ国・地域中最低の結果となった。

photo アジア太平洋の14カ国・地域のビジネスパーソンに聞いた「会社を辞めて独立・起業したいか」調査(パーソル総合研究所調べ、クリックで拡大)
photo アジア太平洋の14カ国・地域のビジネスパーソンに聞いた「勤務先以外での学習や自己啓発をしているか」調査(パーソル総合研究所調べ、クリックで拡大)

 同研究所の担当者は「起業・独立に対しては、日本人はまだ失敗のリスクが高いと感じているのでは」と分析。社外での自己研さんをしている人が少ない点については、日本の会社員は諸外国に比べて雇用の流動性がまだ低い上に、40代で社内の出世競争の勝負がついてしまって逆転人事も期待できないため、中高年世代で特に自分の市場価値を上げる努力をしなくなる可能性がある、とみる。

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