米国で人気があるチキンサンド店といえば「Chick-fil-A(以下、チックフィレイ)」だ。日本人にはなじみのないファストフードチェーンだが、チキンサンドのシェアでトップを走り、米国では爆発的な人気を誇っている。
その人気のほどを知るには、米国での一般的なファストフード店の売上高ランキングを比較すると、分かりやすいだろう。2018年の米国内でのランキングをみると、1位はマクドナルドで、売上高は385億ドル。2位はスターバックスで、売上高は205億ドルになる。
そして、3位にランクインしているのが、105億ドルの売上高を誇るチックフィレイだ。日本に進出している大手ファストフードチェーンのサブウェイ、タコベル、バーガーキング、ウェンディーズよりも、米国では売れているブランドなのだ。
ちなみに、チックフィレイの売上高は、同じくフライドチキンを主力商品とする、KFCの2倍以上、ポパイズと比較すると約3倍以上にもなる。
さらに補足すると、チックフィレイの創業者がキリスト教徒だったこともあり、日曜日は営業しないという独自のビジネススタイルを貫いている。つまり、営業日が週6日だけなに、売上高で全米3位にランクインしているのは、驚異的なのではないだろうか。
また、チックフィレイは、5年連続で2ケタ台の売上高の伸びを記録し、急成長しているため、競合他社も目が離せないブランドになっている。
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