ベンチャー企業のように社長が創業者かつオーナーである場合、トップダウン型のマネジメントが一般的だ。トップダウンの良い点は、何より意思決定が早いことである。ベンチャー企業や中小企業が大手企業に対して優位に立てる点は、このスピード感にある。
一方で、組織が大きくなるにつれ、トップダウン型のマネジメントには限界が生じる。有名な「グレイナーの成長モデル」で言うところの「統率の危機」がこれに当たる。トップ1人による統率が限界をむかえ、組織が機能分散し、それぞれの組織を指揮するリーダーが必要となる。
しかし、この段階でつまづき、成長が鈍化する企業は少なくない。多くのケースで、「責任と権限の委譲」がうまく行かないことがその要因となっている。本コラムでは、トップダウン型組織からの脱却を図ろうとする組織の変革ストーリーを取り上げ、組織が成長ステージを上がるためのカギを考えていきたいと思う。
「韓国人観光客激減」は長い目で見れば、日本のためになる理由
チキンサンドに何が起きているのか 全米で人気爆発の背景
「残業が多い・少ない職種」ランキング、1位はちょっと意外な結果に
「日本経済が成長しないのは、中小企業が多いから」は本当か
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング