調査では、若手社員が退職するタイミングについても質問した。「前職もしくは現職の在籍期間はどのくらいでしたか?」という質問に対し、最も多かった回答は「半年以上1年未満」で全体の32.89%。その他の回答を合計すると、1年以内に退職を決意した人は55.83%にのぼった。1年以上の期間については、在籍期間が長くなるほどに割合が減少した。若手社員は、「1年」が定着の分水嶺といえる。
「再就職する会社に求めるものは何ですか?」と聞いたところ、待遇面に関する回答が目立った。上位3つを答える形式で、1位に最も多く挙がったのは「休日の多さ」(17.59%)。その他には「ワークライフバランス」(11.85%)、「良好な人間関係」(11.47%)が挙がった。第二新卒として転職活動をする人は、新卒時には仕事内容を重視して就職活動をしたが、何らかの理由でプライベートを重んじる方針へ転換した人が多いようだ。
調査は2019年9月19日〜20年1月8日の期間で実施した。同社のキャリアカウンセリングを利用した、第二新卒として転職活動をする20代男女523人を対象に、アンケート形式で行った。
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