書籍『ティール組織』では、あと2つ、組織のパターンが紹介されている。「グリーン組織」と「ティール組織」だ。
グリーン組織は、各メンバーの主体性を尊重し、現場に十分な裁量を与える「ボトムアップ式」の意思決定プロセスが特徴だ。基本的には残業ゼロをめざすので、コンセンサスがとれないと残業はできない。
分かりやすい例でいえば「プロサッカー」だ。サッカーの試合は、前半45分、後半45分で基本的には終了する。それでもどうしても決着がつかなければ、前半15分、後半15分の延長戦に突入する。おそらくだが、選手の中で最初から延長戦狙いで試合に臨む者はいないだろう。90分で決着をつけた方が気持ちはスッキリするし、疲労も蓄積しないからだ。現時点における日本企業の理想形がこちらのモデルだと考えている。基本的には残業ゼロを目指し、突発的な仕事が来たとき、または繁忙期にのみ残業するという組織モデルだ。
ティール組織は、強力な権限を持つリーダーが存在せず、現場の社員が多くのことを決定するという特徴を持つ。ティール組織の重要なファクターの一つが「自主経営」。個人事業主のように、力強くセルフマネジメントできる社員がいることが前提の組織ということだ。従って、ベンチャー企業以外で、このような組織を持つ企業は“まれ”だといえるだろう。
ティール組織では、残業ももちろん本人任せ。法令順守の姿勢であれば、上長からの合意をとらなくてもよく、どの時間からどの時間までやってもいい。ティール組織での残業は「自主残業」と名付けたい。自分で自分の労働時間をコントロールするので、「悪い残業」とはいえないだろう。
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