人材サービス業界の「ホワイト度が高い企業ランキング」、他社を引き離して1位を獲得したのは：年間労働時間の上限を設定

[ITmedia]

　企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は、人材サービス業界に属する企業を選出し、キャリコネユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値が高い順にランキングした「人材サービス業界の“ホワイト度が高い企業”ランキング」を発表した。

人材サービス業界で“ホワイト度が高い企業”は？（写真提供：ゲッティイメージズ）

　1位は、リクルートグループに属し、人材派遣・紹介予定派遣サービスを展開する「リクルートスタッフィング」だった。ついで、2位「パーソルテンプスタッフ」、3位「パソナ」、4位「スタッフサービス」、5位「パーソルキャリア」と続いた。

人材サービス業界の“ホワイト度が高い企業”ランキング

　リクルートスタッフィングは全国に38拠点を有し、2019年5月時点で約98万人の登録スタッフ数を誇る。社員の能力開発・向上に注力しており、必要なスキルを習得可能な研修制度、通信教育の受講料補助、キャリア支援制度などを整備している。

　13年から積極的に働き方改革に取り組んでおり、年間労働時間の上限を設定し生産性を重視する「スマートワーク」を始めた。その結果、取り組み前より休日出勤や深夜労働時間を大幅に削減させながら、時間あたり労働生産性を上げることに成功した。

　女性の活躍も推進しており、18年度の管理職に占める女性の割合は42.1％、係長級にある女性の割合は63.8％にも達している。また、LGBTなどの性的マイノリティーへの取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、人材派遣会社としては初のゴールドを受賞するなど、ダイバーシティーへの取り組みも積極的だ。

　キャリコネの口コミには、「産休・育休は取りやすい環境です。実際に、産休を経て復帰される女性社員の方も多くいます。小さいお子さんがいる女性社員は、短時間勤務を選ぶことができるので、仕事をしながらお子さんを迎えに行くこともできます」（その他の職種／40代後半女性／年収400万円）と、仕事と育児を両立しやすい環境を評価する声などが寄せられている。

リクルートスタッフィングのWebサイト