アイウェアの製造販売を手掛けるOWNDAYS(沖縄県那覇市)は、耐久性と超弾性に優れた形状記憶フレーム「Memory Metal(メモリーメタル)」を7月17日に発売した。価格は薄型非球面レンズ代込みで1万980円(税別)。フレームデザインは8種類あり、各4色で展開する。OWNDAYS各店舗およびオンラインストアで購入できる。
同社で広報を担当する重村真実氏によると、2018年ころからアイウェア市場では、素材のトレンドが樹脂系からメタル系へ変化してきているという。「メタル素材のメガネは韓国などで流行し、その影響で当社でも売り上げが伸びてきている」(重村氏)。そこで、同社は樹脂系の強みである軽さ、丈夫さ、かけ心地のよさをメタル素材でも再現する試みを進め、約2年かけて今回の新しいブランドを開発した。
素材には、曲げても元の形状に戻る超弾性の特性と、ある温度以下で変形させたものが加熱によって変形前の形状に戻る形状記憶の特性がある「NT合金」を使用。メタル素材にもかかわらず、形崩れしにくく快適なフィット感を実現した。
また、この特徴を生かし、店頭CMには「象が踏んでも壊れない。」をキャッチフレーズに採用。サンスター文具が製造・販売する「アーム筆入(ふでいれ)」の昭和の名テレビCMを55年ぶりにパロディーで起用した。このCMはサンスター文具から提供された映像をもとに、OWNDAYSの社員が7人ほどで制作したという。
さらに、「Memory Metal」購入者にはアーム筆入CMとのコラボレーションを記念し製造した「サンスター文具×OWNDAYS オリジナル アーム筆入」を店頭限定でプレゼントする。サンスター文具では発売したことのない、新カラーの3色展開となっている。
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