1月16、17日に行われた大学入学共通テストでは、「鼻出しマスク」が話題になった。報道によれば、鼻出しマスク姿で受験していた男性が、試験監督から鼻までマスクするように指示されたが、拒否し続けたため失格になった。
また、店舗で働く従業員の安全を確保するため、小売りチェーン各社は来店客に対して正しくマスクを着用するよう呼び掛けている。
厚生労働省では、正しいマスクの着用方法として「鼻と口の両方を確実に覆う」「ゴムひもを耳にかける」「隙間がないよう鼻まで覆う」ことを挙げている。鼻出しマスクはビジネスのシーンでも許されなくなってきているといえるだろう。
NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレードリサーチは1月26日、「マスクの着用に関するアンケート」調査の結果を発表した。
「普段、外出する際にマスクを着用していますか?」と尋ねると、「必ず着用している」(86.0%)が最も多く、「だいたい着用している」(10.7%)、「着用していない」(1.7%)、「あまり着用していない」(1.6%)と続いた。
マスクを着用していると回答した人に、その主な理由を聞くと「自分の感染予防と飛沫防止」(69.8%)が最も多く、「自分の感染予防(人からうつされないように)」(23.4%)、「自分の飛沫防止(人にうつさないように)」(5.6%)と続いた。
なお、「その他」と回答した人は1.2%だったが、どんな理由から着用しているのか。回答者からは「世間の目が気になるので」(40代・男性)、「めんどくさくて本当はしたくないが、周りの目があるからしている。パフォーマンスです」(30代・女性)、「しても無駄だと思うが、していないと非難の目で見られるから」(60代・男性)といった声が寄せられた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング