忘れたころに「バカッター事件」が繰り返される理由 企業の対策は?年次進行という視点(3/3 ページ)

» 2021年04月19日 13時33分 公開
[増沢隆太INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!
前のページへ 1|2|3       

企業側の危機意識が必要

 若者をアルバイトで雇用する店側、企業側はこうした事実を忘れてはなりません。ストアディフェンスというコンセプトを提唱していますが、若者たちが代替わりする3年から4年という感覚で、確実にバカッター事件は起きています。恐らくこの先もまた起こることでしょう。

 今や新人バイトの教育において、バカッター行為への厳重注意喚起、SNSの扱いや仕事中のスマホ操作禁止など、当然のこととなっています。しかし当然すぎる感覚は返って緊張感を失い、その注意力低下のすき間で、バカッター事件は繰り返されるのです。

 飲食店や小売店、お客さんと直接接する業務の企業の方は、今一度、こうした事件の度に危機感を持ち、自社自店の危機管理をあらためて意識してください。(増沢 隆太)

 →フォローして増沢隆太氏の新着記事を受け取る

前のページへ 1|2|3       

Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.