攻める総務

テレワークや子育て社員への対応で、フレックス制を検討しています。うまく運用するには?会議の調整はどうする(1/2 ページ)

» 2021年06月24日 07時00分 公開
[BUSINESS LAWYERS]

本記事は、BUSINESS LAWYERS「フレックスタイム制とは?テレワークで導入する際のポイントとデメリット、フレキシブルタイム・コアタイムを活用して上手に運用するには」(石川弘子社労士/2016年3月31日掲載、2021年03月16日更新)を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集の上、転載したものです。

Q: 当社の女性従業員は子育て中のお母さんが多く、保育園の送迎を考えて、フレックスタイムを導入してほしいという要望がありました。また、新型コロナウイルス感染症対策で、テレワークの導入を検討しており、フレックスタイムを入れるといいのでは?と従業員から要望が出ています。しかし、フレックスとなると、皆がバラバラの時間に出勤してくるので、会議などの調整がむずかしいのでは?と懸念しています。うまく運用するにはどうしたらよいでしょうか?

A: フレックスタイム制は、始業・終業の時刻を労働者が自分で決定できる制度です。しかし、始業・終業時刻を制限なく認めると、全員そろっての会議が難しい場合や、昼夜逆転の勤務をする従業員が出ないとも限りません。そのため、フレキシブルタイムやコアタイムなどを導入して、運用上混乱が生じないようにするのが一般的です。

photo 画像はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

フレックスタイム制とは・導入のポイント・デメリット

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