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社員や内定者とリアルで話す機会が、内定承諾の後押し 学生の意見は?学情調べ

» 2021年09月30日 13時02分 公開
[ITmedia]

 社員や内定者とリアルで話す機会があると、内定承諾を決断する際のプラスになると考えている学生が84.9%――そんな結果が、新卒採用サイトなどを運営する学情(東京都千代田区)の調査で分かった。同調査は9月、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施している。

リアルな接点が内定承諾を後押しする(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)
社員や内定者とリアルで話す機会があると、内定承諾の後押しになるか(出所:リリース、以下同)

 現在の内定保有数(辞退済みの企業を除く)は、1社(82.8%)が最も多く、2社(10.8%)、3社(4.9%)と続いた。2社以上だと回答した学生は17.2%だった。学情は「多くの企業が内定式を10月1日に実施することから、8割以上の学生は、すでに内定を保有する企業を1社に絞っていることが分かる」とコメントした。

現在の内定保有数

 内定承諾をする企業を1社に絞ったタイミングは、1位が「選考中の企業の、選考参加が終了したとき」(31.5%)で、2位が「第一志望の企業から内定を得たとき」(30.4%)、3位が「家族や友人に相談し決心がついたとき」(29.8%)だった。学生からは、「第一志望の選考結果が出るまでは、第二志望の内定も持っていたものの、第一志望から内定を得た時点で、内定承諾希望を1社に絞った」「懇親会に参加し、内定者や社員と交流するなかで1社に絞った」といった声が寄せられた。

 学情は「予定していた選考を受けきったときや、希望していた企業から内定を得たときなど、納得感を持って就職先を決められるタイミングで、活動を終えていると考えられる」と分析する。

内定承諾をする企業を1社に絞ったタイミング

 内定企業の社員や内定者とリアルで話す機会があると、内定承諾を決断する際にプラスとなると回答した学生は8割を超えた。学生からは「同期となる内定者同士で話すことで、『やっていけそう』と感じることができた」「コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、直接企業に訪問しリアルで話せる機会があるとうれしい」といったコメントがあった。

 今回の調査は9月14〜22日、インターネット上で実施。有効回答数は203人。

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