昨今のコロナ過の影響もあり、リモートで場所を選ばずに営業活動を行えるインサイドセールスの導入を検討、実施する企業は増えています。
しかし、インサイドセールスはまだ歴史が浅い職種であるため、スキルを持った人材が少なく、需要に対して人材が不足しています。パーソルキャリアの調査では、2019年1月〜21年7月の2年半でインサイドセールスとカスタマーサクセスの求人が、合計で約7.4倍に増加したとのことでした。
つまり、インサイドセールスのスキルを持った人材は、今後価値が高くなる可能性が大いにあります。スキルを身に付けると、自分の所属する企業で活躍できることはもちろんなのですが、自社だけではなく、他社でも活躍の道が開けるのです。
例えばインサイドセールスを導入するにあたり、社員の研修を行える外部講師がほしいといったニーズもありますし、他社のインサイドセールス部の立ち上げを手伝うといったこともできるでしょう。自分のノウハウを文章で発信することも、仕事にできるかもしれません。
もちろんこうしたスキルの展開は、インサイドセールスだけに限った話でありません。しかし私は経験上、インサイドセールス職は特にこういった動き方がしやすいと思っています。
インサイドセールスは基本的に、見込み客にアプローチできる時間帯は限られていますので、いかに決められた時間内で成果を出せるかが重要です。必ずしも、長時間働くことが正義ではないのです。
つまり、やり方次第では自分の時間を確保しやすく、その時間を使ってスキルを社外で活用できます。
さまざまな事情でそれが難しい場合でも、新しい分野の勉強に時間を使うなど、将来の選択肢を広げやすいと思っています。
今の世の中は、必要な物は手に入りやすく、ある意味満たされた時代でもあると思います。
しかし、物が満たされると心が満たされなくなっていくのも人間の性で、昨今は物の所有よりも体験自体の価値が高まっている傾向があります。
ビジネスパーソンも、仕事そのものはもちろん大事ですが、その人自身が周りにどういった体験を提供できるのか、エンターテインメント性も重要だと私は考えています。現在は個人での発信もしやすく、一企業の中で活躍する以外にも選択肢は広げていけると思うのです。
このように、今の時代に合った働き方ができる職業であるインサイドセールスを、これからももっと世の中に浸透させていきたいと思っております。
それでは今回はここまでになります、最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回を楽しみにしていてください!
ホットリンク マーケティング本部インサイドセールス部。
高校卒業後、世界的に活躍するギタリストMIYAVIに弟子入りし修業した後、 自身もミュージシャンとして活動。赤坂BLITZや恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを成功させた実績を持つヴィジュアル系バンド「シリアル⇔NUMBER」に在籍。カラオケDAMやJOYSOUNDに約50曲の収録もされている。
引退後ビジネス界へ転身し、ヴィジュアル系インサイドセールスの活動を開始。Voicyラジオパーソナリティーや、各種ビジネスイベントへの登壇実績も多数。虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された国内最大規模のインサイドセールスカンファレンス「Inside Sales Conference 2019 winter」への登壇や、タワーレコードが主催した「TOWER ACADEMY〜ファンを増やすためのSNS戦略講座〜」にて講師も務めた。
Twitter:@hotto_mihiro
Voicy:聴け、ビジュアル系の叫び
ソロ楽曲:インサイドセールス・ラプソディ/NEWWORLD/インサイドセールス・レボリューション
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