小田急電鉄が、東京・下北沢駅周辺における開発プロジェクト「下北線路街」を推進している。同駅南西口すぐの「08」と呼ばれるエリアで、「まちのラウンジ」をテーマにした複合施設「(tefu) lounge」と、「地域の暮らしを豊かにする“食”」をテーマにした4つの路面店を集積した施設を2022年1月20日に開業する。
「下北線路街」は、小田急小田原線の連続立体交差事業と複々線化事業で新たに創出された約1.7キロの鉄道跡地で行われている開発プロジェクト。東北沢駅〜世田谷代田駅間を対象エリアとし、2022年春までに13の施設を整備する予定だ。
新たな施設の開業が発表された「開発エリア08」については、世田谷代田方面の住宅・商業施設「BONUS TRACK」(20年4月開業済)への全面開通に向けて開発エリアを拡大。エリア名称を「NANSEI PLUS(ナンセイ プラス)」として来春の全体完成を目指す。
「(tefu) lounge」は、ラウンジを中心とした5階建ての複合施設として開業。2階部分を隣接する商業施設「シモキタエキウエ」とデッキでつなぎ、下北線路街全体を回遊性高く楽しめる工夫を施した。
1階には、ライフコーポレーションが運営するナチュラルスーパーマーケット「ビオラル下北沢駅前店」(2月開業予定)と、日本初上陸の焙煎所「Belleville Brulerie TOKYO」が、2階にはミニシアター「シモキタエキマエシネマ『K2』」が開業する。
2〜4階にシェアオフィスを併設した。2、3階に位置する時間課金型のラウンジは下北線路街のコンセプトである「であう」「まじわる」「うまれる」を実現する空間として、多様なスペースから席を自由に選んで過ごせる場所とし、3階の一部と4階は会員制とした。
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