で、ランキングを眺めつつも、これは乗る前にクルマを褒めてしまった筆者の責任としてもう一度書いておかなくてはならない。それは3位に入ったトヨタの超小型EV「C+pod」についてだ。余談だが大事なので少し長くなる。
先日、このC+podにようやく試乗する機会があった。車両コンセプトとビジネスプランは記事に書いた通り極めて理想的だったが、クルマの出来はちょっと前代未聞に酷かった。これは絶対に買ってはいけない。全力で止めたい。
トヨタが法人ユーザーや自治体などを対象に限定発売する超小型EV「C+pod」
厳しいかもしれないが、運動体として、クルマ屋のブランドから出して良いものではない。自動車産業の550万人の一人として赤面する。デザインがイケてないのは最初から分かっていたし、それはそれで個人個人が許せるかどうか決めること。ここはまあ言うまい。
だが、加速も減速も曲がることもダメで、真っ直ぐ走る部分についても粗がないわけではない。もうどこから書こうかというくらいである。
内装の安っぽさは、想定通りで、それはまあ良い。ポジションとシートはTNGA世代のトヨタ車と比べさえしなければ、ちょっと迷いつつも合格点を出せる。
走り出すと、ボディの剛性はとんでもなく高い。そこはゴルフカートの類いとは違う。なかなか経験したことがないほどにガッチガチだ。おそらくこの外寸で衝突安全をトヨタ水準にしようとした結果、ボディ剛性も一緒に上がってしまったと思われ、ここはもの凄い技術力を感じた。しかし褒められるのはそこまでだ。
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- トヨタSUV陣の最後の駒 玄人っぽいクルマ作りのカローラクロス
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すでにお聞き及びの通り、上半期決算でトヨタが過去最高益を記録した。ほんの2カ月前には、部品不足による生産調整で40万台規模の追加減産のニュースが飛び交ったにもかかわらずにだ。筆者も「さすがに今回は厳しいだろう」と考えていたのだが、話があまりにも変わって、少々頭の切り替えが追いつかない。一体トヨタはどうなっているのか?
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年末の慌ただしい時期に、自動車業界を震撼(しんかん)させたのがこのガソリン車禁止のニュースだった。10月26日の菅義偉首相の所信表明演説と、12月11日の小泉進次郎環境大臣会見が基本になるだろう。カンタンにするために、所信表明演説を超訳する。
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