「魔法の虫めがね」の販売は、5月末を予定している。競合が存在しないのでどのくらい売れるのか、いまのところ不透明な部分が残っているが、知育デバイスは「5万台売れればヒット」と言われているので、当面はその数字を目指していくそうだ。
5万台売れるのか、それとも10万台? いやいや、残念ながら1万台かも。「魔法の虫めがね」を使って、未来の販売数が分かればいいが、AIがその数字を正確に予測するのは、まだまだ先になりそうである。(一旦終わり)
原稿を書き終わって、編集部のK女史にチェックしてもらったところ「『ドラえもん』に出てくる“ひみつ道具”みたいですね」といった指摘があった。調べてみると、「連想式推理虫メガネ」なるものがあるではないか。どんな特徴があるのかというと、探しているモノなどを言ってスイッチを入れると、その特徴から連想されることが表示されていき、最終的に解決するといった道具である。
ちなみに、この話は『ドラえもん』の32巻に収録されている。32巻が発売されたのは1984年のことなので、いまから38年も前のことである。そう考えると、改めて藤子・F・ 不二雄さんの先進性を感じさせられたのであった。
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