従業員向け研修などを展開する識学(東京都品川区)が、「中途採用に関する調査」を行った結果、転職後に「こんなはずではなかった」と感じている人が約7割いることが分かった。
直近3年以内に転職をしたことがある男女300人に、これまで転職で後悔・失敗した経験があるかを聞いたところ、約6割が「ある」と回答した。
「転職で後悔・失敗した経験がある」または「どちらともいえない」と回答した人に「入社してから後悔・失敗したと感じたこと」を尋ねると、「組織の風土・文化があわない」(48.2%)という回答が最も多く、とくに50代では半数以上の57.1%だった。社会人経験が長い分、過去に在籍した会社の風土・文化と違うと「あわない」と感じる人が多いようだ。
次いで、「思ったより給与が低い」(46.8%)、「上司との人間関係」(35.6%)と続いた。想定していたよりも実際の給与が低く、後悔・失敗したと感じた人が半数近くいることが分かった。
転職で「こんなはずではなかった(思っていたのと違った)」と感じたことがあるかを聞いてみると、67.7%が「ある」と回答した。
回答者からは「ノルマはないと言われていたが過剰にあった」(30歳 女性)、「朝礼でのスピーチがマストでパワハラ気質な社風がつらかった」(36歳 男性)といった声があがった。
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