総合人材サービスのパーソルホールディングス(HD)は、男女の働き方とキャリア意向に関する実態調査を実施した。その結果、女性管理職比率の低い会社ほど、「テレワーク」や「時短勤務」の導入率が平均より低くなることが分かった。
新型コロナウイルス感染拡大による働き方の変化と今後の継続意向について、男女役職別に尋ねた。その結果、女性管理職で「働き方に変化があった」と回答した人は75%で、うち59.4%が「これからも変化後の働き方を継続したい」と回答した。ほかの属性より割合が高い傾向が見られた。
コロナウイルス感染拡大以降の残業時間の変化について尋ねてみると、女性管理職は「増えた」(33.3%)が「減った」(18.8%)を14.5ポイント上回った。一方で、男性管理職は「増えた」(12.6%)より「減った」(31.2%) の方が18.6ポイント高い結果となった。
キャリアアップの意識について聞いてみると、キャリアアップをしたいと考えている人の割合は、男女ともに一般職より管理職の方が高い傾向にあった。特に女性管理職では64.6%と他の属性より高い結果となった。
男女管理職別で見ると、男性は「自社内のキャリアアップの意向が高い」(35.9%)のに対し、女性は男性よりも「転職でのキャリアアップ意向が高い」(32.3%)ことが分かった。
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