キャリアアップを考えている人のうち、キャリアアップのために具体的に取り組んでいることがあると回答した355人を対象に理由を尋ねた。
その結果、「自身のスキルアップのため」は男女・役職問わず1位だった。2位には一般職で「給料アップのため」、管理職は「業務の幅を広げるため」が挙がった。また、女性管理職だけは、3位に「昇進のため」がランクインした。
所属する会社における女性管理職比率を聞いたところ、「3%未満」(29.0%)が最多となった。全体で見ると、30%未満の会社が7割を占め、「分からない」を除くと、比率が30%以上の会社はあわせて8.5%にとどまる結果となった。
現在取り入れている働き方について尋ねた。女性管理職比率が3%未満の組織の場合は「テレワーク」「時短勤務・短時間勤務」「長時間労働の是正の対策」の導入が、全体平均より低い傾向となった。
所属している組織・チームは生産性が高いと感じるか聞いたところ、女性管理職比率が3%未満の組織は、生産性が「高い」が18.3%、「高くない」が33.1%となった。「分からない」を除くと、唯一生産性が「高くない」と感じる比率が上回る結果となった。
今回の調査は、会社員1000人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2021年11月26〜28日。
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