就職・転職の調査機関を運営するライボ(東京都渋谷区)は、20〜69歳の社会人男女を対象に、「2022年 働く女性実態調査」を実施した。女性に対し、職場で不利と感じる理由を聞いたところ、1位は「キャリアビジョンを描きにくい」(29.2%)だった。
次いで「出世が難しい」が28.9%、「給与や待遇に差を感じる」が25.5%という結果に。最も少なかったのは「結婚しにくい環境」で8.7%だった。
女性が不利だと感じた経験の有無について、全体で「ある」と答えた人は29.5%、「ない」は50.0%だった。男女別では「ある」と答えた男性は19.3%、女性は40.3%で、大きな差が出た。
現在の職場における働き方の満足度を尋ねた。「とても満足」が全体の22.0%、「やや満足」が37.2%で、合わせて59.2%が満足であると感じていることが分かった。一方、「やや不安」と「とても不安」は合わせて23.9%だった。
男女別では、満足派の回答に差が見られた。「とても満足」「やや満足」を合わせた割合は、男性64.9%、女性53.1%と約10ポイント差だった。一方、「とても満足」に絞ると、男性は28.8%だったが女性は14.8%で、約14ポイントの差がついた。
女性回答者に不満の理由を聞くと、最も多かったのは「業務量の過多または過小」(30.4%)、次いで「労働時間の超過」(28.7%)、「人間関係に疲弊している」(28.1%)だった。
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