くら寿司の「AI桜鯛」が好調 なぜ「スマート養殖」にチカラを入れるのか魚の食欲を解析(1/5 ページ)

» 2022年03月25日 08時50分 公開
[小林香織ITmedia]

 くら寿司は3月11日に、AIやIoTを活用したスマート給餌機「UMITRON CELL(ウミトロンセル)を使って成育した「愛媛県産 AI桜鯛」(以下、AI桜鯛)を発売。3月15日までの期間限定販売だったが、一部の店舗では予定より早く完売した。

AIを使ったエサやりで育てたという「愛媛県産 AI桜鯛」1貫:110円

 くら寿司では、2021年11月にスマート養殖とオーガニックはまちの生産・卸売事業を展開する子会社「KURA おさかなファーム」を創業。21年4月から愛媛県内でスマート養殖の実証実験を開始し、その成果として22年3月に「AI桜鯛」を発売、6月からスマート養殖事業を本格化する。

 くら寿司の広報・マーケティング本部 広報部 小坂博之氏にスマート養殖参入の狙いと運用を、スマート給餌器を開発したウミトロン社 広報 佐藤彰子氏に製品の特徴を聞いた。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.