渋谷駅東側の再開発 二丁目西地区にバスターミナルや歩行者デッキ 29年度竣工予定東京建物などが推進(1/2 ページ)

» 2022年03月25日 14時05分 公開

 東京建物は3月24日、東京都渋谷区二丁目西地区の再開発「Shibuya REGENERATION Project」について、東京都および渋谷区より都市計画決定の告示を受けたことを発表した。

 計画地は渋谷駅の東側で、敷地面積および延床面積において渋谷エリア最大規模の再開発計画となる。渋谷の広域交通機能の強化と東口エリアの都市基盤の整備、国際競争力強化につながる都市機能の導入などを目指す。2029年度の竣工を予定している。

再開発 2029年度の竣工を予定している (出所:プレスリリース、以下同)

 同プロジェクトは、渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業(A街区およびB街区)と、任意の共同建て替え事業(C街区)の2つの事業で構成される。東京建物は、本再開発事業の地権者の一員かつ事業協力者として、各事業の推進を支援する。

 計画地は渋谷駅の東側で、JRと東京メトロ渋谷駅に近接し、青山通りや六本木通りなどの幹線道路にも面している。区域面積は約2.9ヘクタール、敷地面積は1万8800平方メートル、延床面積の合計は約32万2200平方メートル。敷地面積と延床面積において、渋谷エリア最大規模の計画という。

再開発 計画地

 渋谷駅周辺には空港リムジンバス、高速乗合バス、観光バスを受け入れるバスターミナルを整備する。また、歩行者の回遊性を高めるため、各街区をつなぐデッキを設置。既存の金王坂歩道橋は、青山通り横断デッキとして架け替え、幅員の拡幅とバリアフリー動線を整備する。区道931号線の道路環境も改善し利便性を高める。

 宮益坂には、上空広場を創出し渋谷駅周辺では希少な大規模な憩いの広場を設ける。

再開発 歩行者ネットワーク整備と道路環境改善
再開発 にぎわいと憩いの核となる広場の創出
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