NTTとサンリオ「ハローキティロボット」開発 一番の特徴は「声」サンリオからの提案で(2/3 ページ)

» 2022年04月21日 16時00分 公開
[秋山未里ITmedia]

 NTT東日本の増澤俊也氏(ビジネス開発本部第三部門長)は「(ハローキティロボットの前身となる)Sotaは、介護施設でのレクリエーションの補助からスタートしました」と振り返る。

Sota

 「その後、コロナの感染拡大に伴い、非接触非対面な受け付け業務や検温のニーズがありました。今回、サンリオのハローキティという親しみがあり、愛されているキャラにご一緒していただくことで、利用者やファンの広がりを期待しています」と意気込みを語った。

ハローキティロボットの機能は?

 ハローキティロボットの主な機能は、プレゼンテーション、施設などでの案内、検温、オフィスの受付、レクリエーション、プログラミング学習の6つ。

主な機能

 プレゼンテーション機能では、MicrosoftPowerPointと連携。スライドのノート欄に書き込むことで、セリフや動きを自由に設定。スクリーンに接続して、プレゼンテーション発表をする。複数台(最大5台)での掛け合いの発話にも対応した。

 施設などでの案内は、タブレットと連携して画面と声の双方から行う。会話のデータの蓄積・分析を基に、より利便性の高いものにアップデートできるようにした。

 NTT東日本の増澤氏によると「自動で対話内容を学習するものではなく、ハローキティロボットと利用者の会話内容を人が確認しながら、手動で充実させていく」ものだと説明。今後、自動化は検討するものの「キティの特性を考えて対応していく」と話す。

活用シーンの一例(ホテルでの利用)

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