人事配置の基本方針として「適所適材」を掲げる企業が増えています。とくに管理職については、ジョブ型人事の導入に合わせて、各ポジションの要件に見合う人材を社内公募する動きも目立ってきました。まさにこれからの配置は適所適材だ! という雰囲気です。
しかし、ちょっと待ってください。人事配置手法としての「適所適材」と「適材適所」の違いはお分かりでしょうか。ポジションに合わせて人材を配置するのが適所適材で、人材に合わせてポジションを探すのが適材適所で……という程度では、なかなか両者の本質的な違いを理解できません。また、適材適所型の人事異動はもう時代遅れというような論調もあるようですが、本当にそうなのでしょうか?
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