SBI証券は5月6日、三井住友カードを使った投信積立サービスの設定金額が月額100億円を突破したと発表した。併せて積立口座数も26万口座を超えた。サービス開始から10カ月で100億円に到達した。
2021年12月末時点の同社投信関係全体を見ると、積立口座数は97万2000、設定金額は572億4300万円だった。9カ月前の3月末時点では、口座数は75万2000、設定金額は432億9100万円であり、9カ月で1.3倍に増加している。最新の数字は未公開だが、三井住友カードを使った投信積立が伸びに影響していると見られる。
一方競合である楽天証券は12月末時点で、積立口座数が211万に達しており、設定金額は月額761億円となっている(記事参照)。
楽天証券は、カード積立の際のポイント還元を9月から縮小することを発表している(記事参照)。一方で、SBI証券は最大2%ものポイント還元率を前面に押し出しており、攻勢を強めている。キャンペーンやポイント還元といった、楽天グループのお株を奪うSBI証券の追走によって、この春の状況がどうなるかに注目が集まる。
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