消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
恋愛情報メディア「LoveMA」を運営するウェブスターマーケティング(東京都渋谷区)は、全国の10〜60代の男女を対象に、「SNSの出会い」に関する調査を実施した。面識のない人とSNSのメッセージ上でのやり取りをしたことがあるか聞いたところ、70%(1387人)が「ある」と回答した。
また、SNSでつながった人と実際に会ったことがあるかについては、「ある」が34%、「ない」が64%だった。「ある」と答えた割合は、SNSを通じて面識のない相手とやりとりをしたことがある人の約半数という結果だった。
SNSで出会った人と、その後どうなったかについては、「現在まで続いている」人は70%と半数以上に上ることが分かった。 さらに、「現在まで続いている人」のうち、およそ22%の85人が恋愛関係として続いていると回答。その中には「結婚した。紹介してくれた友人とも家族ぐるみで仲良くしてもらっている」「会ったことでさらに仲良くなり、お互いフリーだったので付き合うことになった」などの声も聞かれた。
ウェブスターマーケティングは、「SNSはハッシュタグや語句検索機能で、趣味や気が合う人を見つけやすいため、長く続く関係性につながることも多いようだ」と分析した。
何らかのSNSを使ったことはある人は全体の98%だった。
使っているSNSの種類で最も多かったのは「LINE」で、1811人(90.8%)もの人が利用していた。次いで「Twitter」は1453人(72.8%)、「Instagram」が1332人(66.8%)、「Facebook」が829人(41.6%)、「TikTok」が271人(13.6%)だった。どの年代でも利用率が高かったのは「LINE」で、全世代から支持されていることが分かった。
また、「以前はFacebookを利用していたが、現在はInstagramを利用している」という声が多く、どちらのSNSも写真や動画を10枚ほど投稿できるため、「今の思い出を他の人に共有したい」という目的の人は「Instagram」に移行している傾向が見られた。
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