2009年に始まり、東京駅八重洲口の東京駅一番街にある東京を代表する名店が集まった「東京ラーメンストリート」。21年7月15日から全8店舗のうち1店舗を約3カ月間限定で、各地を代表する名店を出店している「ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート」を開催中だ。
第1弾は「ラーメンの鬼」として知られた佐野実さんが立ち上げた横浜市戸塚区にある「支那そばや」。第2弾が熊本を代表する名店の「天外天」。第3弾として栃木県の佐野ラーメンの雄、「麺屋ようすけ」が6月13日まで出店している。
東京に初進出した麺屋ようすけ(栃木県佐野市)の田邉庸介代表に、その思いを聞いた。
田邉庸介(たなべようすけ) 麺屋ようすけ代表。1981年、熊谷市生まれ。高校、大学はゴルフ部に所属。ゴルフのティーチングプロから佐野ラーメンの世界に転身。5年の修行のあとの2012年、30歳で「麺屋ようすけ」をオープン。21年12月にはコロナ禍でありながら2号店を同じ佐野市内に開店させた(筆者撮影)――東京ラーメンストリートに進出しようとした経緯は?
(東京ラーメンストリートを運営する)東京ステーション開発さんと、「せたが屋」代表の前島司さんに声をかけてもらい、2つ返事で決めました。
――そもそもラーメンの世界に入ろうと思ったきっかけは?
大学でゴルフ部だった時代に、全国のいろんなところで試合がありました。元からラーメンが好きだったので、地域に根付いたラーメンに触れる機会が多くありました。
大学を卒業して本間ゴルフ(宇都宮と足利)に勤め、その後、独立してレッスンプロになりました。ほかにも、ゴルフ場にウェアなどの商品を下ろす問屋業も手掛けていました。
それでレッスンプロをしていたお客さんの中にラーメンの修業をした親方(田村屋)が来たのが業界に入ったきっかけです。最初はラーメンの師匠が私のゴルフの弟子でしたが、その後、私が逆に弟子になりました(笑)。
親方とは年齢が近いこともあり、意気投合しましたね。ゴルフレッスンを終えた後の深夜にラーメン作りを3年間ほど教わりました。
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