当初は22年1月の発売を目指していたものの、子どもたちへの安全性をより担保するため製品を改良。4月に延期した。現在では事前注文分の3000台と、クラウドファンディング分の3000台の計6000台を受注しており、現時点で500台ほどを出荷しているという。
今後の展開について太田さんはこう話す。
「予想以上の反響と売れ行きではありますが、もともとのきっかけはあくまで『廃校舎にゲーム部屋を作りたい』でした。なので、当初の目的は十分にかなえることはできたといえます。あとは、今の子どもたちが置かれている現状を広く訴えていきたいですね。重たいものを持たされている子どもたちは小学生だけでなく、中学生も同様ですから」
さんぽセルの収益は、こうした子どもたちの状況を改善するための啓発活動にも今後費やしていく方針だという。
小学生との協業が、どのように社会を変えていくのか。今後も注目を集めそうだ。取材を続けたい。
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