「ABEMA」、英プレミアリーグ114試合生配信 DAZNは放映権獲得できず：冨安所属のアーセナル戦は全試合生配信（1/2 ページ）

[ITmedia]

　サイバーエージェントは7月21日、同社が運営する動画配信サービス「ABEMA」（アベマ）で、サッカーのイングリッシュ・プレミアリーグ（EPL）の放映権の一部を取得したと発表した。注目試合や日本人選手が所属するクラブの試合を中心に、2022-23シーズン全試合の約3分の1にあたる114試合を配信する。

強豪クラブのマンチェスターユナイテッドのホームスタジアム「オールドトラッフォード」（提供：ゲッティイメージズ）

冨安所属のアーセナル戦は全試合生配信

　現時点で新シーズンのEPLでは、日本代表の冨安健洋選手（アーセナル）、三笘薫選手（ブライトン）の2人がプレーする予定。このうち、冨安選手が所属するアーセナルの試合は全試合生配信する。

新シーズンにEPLを配信するABEMA

　また、アーセナルに加え、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、トッテナムの強豪6クラブ（いわゆるビッグ6）の試合や三笘選手の出場試合を中心に毎節3試合程度を配信する。ただ、全試合が無料配信ではなく、一部試合は有料サービス「ABEMAプレミアム」限定での生配信となる。

　EPLは、世界最高峰のサッカーリーグとされ、クリスティアーノ・ロナウド選手（マンチェスターユナイテッド）やモハメド・サラー選手（リヴァプール）、ケビン・デ・ブライネ選手（マンチェスターシティ）など、世界屈指のスタープレイヤーがプレーしている。

　8月6日の開幕に向けた機運醸成のため、ABEMAでは昨季のプレー特集や新シーズンに向けた番組コンテンツを順次公開するとともに、各節で生まれたスーパーゴール特集や名場面をまとめたハイライト映像も無料で配信する予定。

　同社は「ABEMAだからこそ実現できる、大会がより楽しめるオリジナル企画などを通して、幅広い視聴者の方々にサッカー本来が持つ魅力と感動をお届けする」としている。

　ABEMAでは11月に中東カタールで開幕するサッカーワールドカップの全試合生中継が決まっている。