旅行を検討する上で実際に利用するサイトは何か、同社が独自に定義する「旅行・交通」関連のサイトで、22年6月のサイト訪問者数ランキングを集計した。1位は「じゃらんnet」(同年同月比47.1%増)、2位は「楽天トラベル」(同46.7%増)、3位は「日本航空(JAL)」(同46.0%増)と、上位10サイトはいずれも前年同月比が増加しており、特に8位の「エイチ・アイ・エス」の増加率が132.9%と高くなっていた。
国内旅行の検討チャネルを聞いた。21年と比べて22年に回答者の割合が増加したのは、観光協会・地方自治体のサイト、宿泊予約サイト・旅行情報サイト、YouTubeなど動画共有サイト、SNSなどのオンラインチャネルで特に動画共有サイト、SNSはコロナ前の19年を超えた。一方で回答者の割合が減少したのは、旅行雑誌の記事、店頭のチラシやパンフレット、友人・知人からのクチコミであった。リアルチャネルがコロナ前の水準に戻らない中で、オンラインやSNSで旅行先を検討する人が増加していることがうかがえる。
ヴァリューズは、「今回の調査では、夏の国内旅行意向がコロナ前の水準に回復してきていること、それに伴い、旅行業界サイトも盛り上がりを見せていることが分かった。また観光協会・地方自治体のサイト利用がコロナ前の水準に戻り、YouTubeやSNSでの情報検討が増えてきていることも明らかになった。今夏は19年なみに国内観光を満喫する方が現れるかもしれない」とコメントした。
調査は、全国のヴァリューズモニターである20歳以上の男女を対象に、6月21〜30日にインターネットで行い、7632人から回答を得た。
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