決算書といえば投資やビジネス視点で見るイメージがあると思いますが、より一次情報に近い経済ニュースでもあります。「決算書で分かる日本経済」ということで、4回連続で地方銀行の決算を取り上げていきます。
今回取り上げるのは福島銀行です。地方銀行の中でも、苦しいといわれている第二地方銀行に分類される銀行です。
福島銀行を含め地方銀行が展開している多くの地域では、人口減少と少子高齢化による地方経済の縮小が進んでいます。さらに、低金利が続いていることもあって苦しい状況にあります。
これまでは企業の規模によって大手銀行と第二地銀のような小規模な銀行で顧客のすみ分けがある程度はできていました。ところが、低金利、地方経済の縮小が進む中で、収益源拡大のために大手銀行も優良な中小企業へも積極的に進出し始めています。
比較的余力のある規模の大きな地方銀行では、他県への積極進出も行っていて、そういった状況下でシェアの奪い合いは激化しており、福島銀行のような第二地銀は苦しい状況にいます。
今回は福島銀行からそんな第二地銀の状況を確認していきましょう。
銀行は斜陽産業? 千葉銀行の業績を左右するポイント
「スイッチ買ったばかりなのに、もう次のハードが出るの?」 任天堂を悩ます次世代機の投入タイミング
モンスト脱却目指すミクシィ、ゲームの次が公営ギャンブルとスポーツ事業なワケ
リアルマネートレードを収益化? スクエニがブロックチェーンゲームの本命といわれるワケ
4年間で15%→36%に カプコンの営業利益率はなぜ急上昇したのか
サイゼリヤがコロナ前をはるかに上回る利益水準になった理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング