琉球銀行では22年3月期は大幅な増益となっていましたが、それは引当金による一時的な要因で、好調といえる状況ではありません。
とはいえ、観光業を中心とする沖縄経済自体は大きな悪影響を受けたものの、行政からの支援もあり企業の倒産状況は落ち着きを見せる中で安定した業績となっています。
また、預金や貸出金は増加が続くものの事業性の貸し出しに関しては減少しており、今後は経済活動が再開する中で、減少していた不動産投資など沖縄への投資が回復することによる貸し出しが増加するかが重要になりそうです。
また、有価証券関連は業績は悪化しているものの損失を確定させつつ債権の入れ替えを進めているとしていますから金利上昇による収益性の改善は考えられます。
決算は現場にある1次情報とメディアで出てくる2次情報の中間1.5次情報です。周りと違った現場により近い情報が得られる経済ニュースでもあります。上場企業に詳しくなりながら、決算書も読めるようになっていく連載です。
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