「モバイル型Wi-Fi」利用動向調査 データ容量と月額費用の最多は?

» 2022年07月29日 10時21分 公開
[季原ゆうITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 「日本トレンドリサーチ」を運営するNEXERは、「ホームルーター.com」の運営元グッド・ラックと共同で、全国の男女1000人を対象に「モバイル型Wi-Fi」についてアンケート調査を実施した。モバイル型Wi-Fiを使用している割合は、全体の19.6%となり、使用可能なデータ容量については、「5〜10GB未満」が最多となったことが分かった。

photo 「モバイル型Wi-Fi」利用動向調査(出所:プレスリリース)
photo 全体の約2割がモバイルWi-Fiを使用(出所:プレスリリース)

 使用しているモバイル型Wi-Fiの、1カ月に使用可能なデータ容量については、「5〜10GB未満」と回答した人が最も多く23.5%となった。次いで「10〜20GB未満」が17.3%、「20〜30GB未満」が16.3%と続いた。「無制限」と回答した人は11.2%と、約1割程度いることも分かった。

photo 1カ月の使用可能なデータ容量(出所:プレスリリース)

月額費用最多は「3000〜4000円未満」

 2社はモバイル型Wi-Fiの月額費用についても調査した。その結果、最多は「3000〜4000円未満」で、全体の26.5%を占めた。金額別では「1000〜2000円未満」(23.0%)、「2000〜3000円未満」(21.4%)の順に多く、「1000円未満」(8.2%)を加えると全体の約8割が4000円未満に抑えている結果となった。

photo 月額費用(出所:プレスリリース)

 データ容量をオーバーしてしまった経験については、33.7%が「ある」と回答。オーバーしてしまった時、その後どのように対応したかを聞くと「通信が遅いまま我慢した」(30代・男性)、「追加でギガを買った」(40代・男性)、「それ以上は使わなかった」(60代・男性)などの声が挙がった。

photo データ容量をオーバーしたことはあるか(出所:プレスリリース)

「予備バッテリーがかさばる」などの意見も

 その他、モバイル型Wi-Fiを使用し、30.1%が「困ったことがある」と回答した。具体的な経験としては「繋がりが悪くなった」「充電が切れる」「予備バッテリーがかさばる」などの意見がみられた。

 調査は、全国の男女1000人を対象に、アンケートサイト「ボイスノート」を利用し実施した。調査期間は2022年6月9日〜6月13日。

photo Wi-Fiの使用イメージ(提供:ゲッティイメージズ)

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