メガネブランド「Zoff」(ゾフ)で、レンズの色が薄い「ライトカラー」のサングラス販売が好調だ。感染対策でマスク生活が続く中、目元の表情が見えにくい濃い色のサングラスを着用すると、顔の大部分が隠れ、怪しさが増すためだ。一方で、日焼け防止に使用することが多いサングラスの色を薄くした結果、紫外線(UV)のカット効果に影響が出ると本末転倒だ。レンズの色とUVカット率に相関関係はあるのか。サングラスを販売する理由とともに、Zoffの運営元インターメスティック(東京都港区)に聞いた。
野球や陸上などスポーツ選手を見ていると、色が濃いサングラスを着用していることが多い。アスリート以外でも海など炎天下での屋外活動では同様の傾向がみられることから、レンズの色が濃いサングラスの方が紫外線対策として効果が高いと思われがちだ。
だが、実情は異なるようだ。同社広報に相関関係を聞くと「レンズの色の濃さと紫外線(UV)のカット率に相関関係はない。購入時や使用時にはレンズのUVカット率に着目するのが重要だ」と話す。
ただ、「日光のまぶしさと紫外線の強さはイコールではなく、レンズの色が濃い方がまぶしさの防止効果が高いのも事実。アウトドアやスポーツシーンなどまぶしさ優先で防ぎたいユーザーには、濃いレンズを提供している」とも指摘。「当社の商品はレンズの色に関係なく、UVカット率99%のものが多い。利用シーンに適したものを取り扱っている」と話している。
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