消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
令和トラベル(東京都渋谷区)の調査研究機関・令和トラベル研究所は、「リベンジ海外旅行 攻略ランキング」を発表した。6つの指標から今行きやすい国をランキング化したところ、1位は「タイ」、2位は「マレーシア」、3位は「シンガポール」となった。
1位を獲得したのは、タイだった。人気の渡航先には、大都会でありながら寺院巡りなども楽しめるバンコクや遺跡の街アユタヤ、美しいビーチリゾート地であるプーケットなどがある。
タイはこれまで入国に際する事前申請やコロナ治療費などを含む医療保険への加入を求めていたが、7月1日からこれらを廃止。有効なワクチン接種証明書があれば、入国時のPCR検査は不要となっている。またマスクの着用義務が撤廃されているため、マスクを気にせず観光を楽しめる状況だ。
2位にはマレーシアがランクイン。都会の観光を楽しめるクアラルンプールや、ペナン島、ランカウイ諸島などの美しい島々の人気が高い。
マレーシアでは入国時のPCR検査を不要としている。屋内や公共交通機関におけるマスク着用は必要ではあるものの、物価水準は低く、物価上昇率も調査対象国の中で最低水準のため、現地滞在費用を抑えられる。
【編集履歴:2022年9月12日午後5時13分 当初「マレーシアもタイ同様、有効なワクチン接種証明書があれば入国時のPCR検査は不要」としていましたが、最新の大使館の情報をもとに表現を修正しました】
3位にランクインしたのは、シンガポール。同国は大都会のシンガポール本島と、本島から日帰りでも行けるレジャー施設が豊富なセントーサ島が人気を集めている。
渡航には最低2回のワクチン接種が必要だが、ワクチン接種証明書があれば入国時PCR検査は不要だ。4月に観光入国が認められるようになって以降、海外からの訪問客数の回復が進んでいる。2019年比での回復水準は、東南アジアの中では比較的高い。
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