多くの企業がパンデミック対策として導入してきたリモートワーク。その延長線として、在宅に限らずどこでも働けるダイバーシティな働き方を取り入れる会社も増えてきました。Work from Anywhere、スマートワークプロジェクト、どこでもワーク推進プロジェクトなどネーミングはさまざまですが、どこも目的は同じように見受けられます。
画一的で集団労働的な働き方は消え、より個人の違いを尊重した働き方を企業が探求し、優秀な人材を獲得、生産性を上げるチャレンジをしていく。そのようなダイバーシティな働き方が求められる中で、企業のBCP(事業継続計画)について考えてみます。
そもそも集団労働を前提としたBCPに慣れ親しんできた企業が、ハイブリッドワークでのBCPをどう考えるのか。明確な基準や答えがない会社が多いのではないでしょうか。オフィスや工場を働く場としていた考え方を拡大し、個々の居場所が多様化した中で、いろんな場面を想定し、シミュレーションや訓練をしなければいけません。
「最近はやりのABW(Activity Based Working)におけるBCPの考え方は、どのようにしたらいいのですか?」という総務からの質問も増えてきました。そのような素朴な疑問に対して、場当たり的な対応をする前にBCPの基本原則を思い出し、「変わらない部分は何か?」をきちんと問うことを筆者はお勧めしています。
その上で変わる部分を考えればいいのです。ビジネスにより多少程度の違いはありますが、この原則は同じです。私自身も社内BCP責任者を経験してきましたが、基本的な要素(変わらない部分)には3つのレベルがあります。
喫煙所に代わる社内コミュニティ「井戸端会議」の場をどう作るのか?
総務がリモートワークをするには? 実践したい「5カ条」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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