消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
総合転職エージェントのワークポート(東京都品川区)は、20〜40代の現役ビジネスパーソンを対象に、「ワーケーション」の認知度や経験などに関する調査を実施し、約500人から回答を得た。現在の勤務先でワーケーションが許可されているか聞いたところ、79.0%が「許可されていない」と回答した。
ワーケーションは、英語の「Work」(ワーク:働く)と「Vacation」(バケーション:休暇)を組み合わせた造語。普段の職場を離れ、リゾート地などでリフレッシュしながら、テレワークをする新しい働き方として、新型コロナウイルスの流行に伴い、広く知られるようになった。
調査の結果、回答した社会人の8割近くがワーケーションを許可されていないと回答。次いで「分からない」が13.2%、ワーケーション制度がある企業は7.9%だった。
勤務先にワーケーション制度がない人に対し、もし勤務先に制度があったら利用してみたいか尋ねたところ、76.1%が「利用してみたい」と回答し、半数以上がワーケーションに興味があることが分かった。
「利用してみたい」と答えた人に理由を聞いたところ、「仕事の効率を維持しつつストレス軽減が図れるから」(40代・接客販売・沖縄県)、「メリハリがあり、より質の高い仕事につながると考えるため」(40代・公務員・山口県)など、リラックスしながら効率よく仕事ができることを魅力に感じるという声が多かった。
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