総務担当者向けの月刊誌『月刊総務』の調査によると、DXで必要となる新しいスキルや知識を学ぶリスキリングについて、読者の約9割が必要性を感じているが、実際に取り組んでいる企業は3割未満だった。発行元の月刊総務(千代田区)が発表した。
リスキリングに取り組む理由で最も多かったのは「業務効率化のため」(76.2%)。次いで「デジタルリテラシーを底上げするため」(52.4%)、「イノベーションを起こすため」(52.4%)と続いた。
従業員にどんなスキルを身に付けさせたいか尋ねたところ、「プロジェクトマネジメント」(73.8%)、「企画力・構築力」(69.0%)、「ロジカルシンキング」(64.3%)が人気だった。その他、「データ分析・統計」(54.8%)、「IT関連の知識、ツールの活用方法」(45.2%)との回答も多かった。
リスキリングに取り組んでいない理由は最多が「何をすればよいか分からないから」(44.3%)だった。次いで、「実施するためのスキルやノウハウがないから」(41.7%)、「経営陣の理解がないから」(33.9%)と続いた。
リスキリングの進捗管理をしているか聞いたところ、「個人の習熟度を管理している」が14.3%、「個人に任せている」が85.7%を占めた。
調査は22年6月15〜21日、「月刊総務」読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者などを対象に実施し、157件の回答を得た。
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