この記事は、『無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ』(伊庭正康著、明日香出版社)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
私は1人でやることが悪いことだとは思いません。何と言っても、教える手間、確認の手間がなくなります。打ち合わせの時間がなくなるというメリットもあるでしょう。しかし、1人でできるということは、自分のできる範囲の仕事しかしていないという危険もあります。
私が提案したいのは、「人にお願いできる人」になっておくということ。例えば、50人の会議をセッティングするとしましょう。その時に、すかさず1人でやろうとせずに、周囲に声をかける人になってください。早く終わる上に「ところで、マイクはいらないの?」といった周りの声かけのおかげで、新たな気付きも得られることでしょう。そのため、上司からの評価は、おのずと人と手をつなげる人に軍配が上がります。
結論です。1人でやると必ず盲点はあります。あなたが1人でも仕事をまわせていると思っているなら、周囲は「物足りない」と感じているかもしれません。1人の限界を超えるために、助けを求められる人になっておくことも、スマートに成果を出すためには、とても重要なスキルです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング