学生に希望する内定式の形式を聞いたところ、最多の回答は「実際に内定先企業に訪問して参加」(38.8%)――そんな結果が、就職サイトを運営する学情の調査で分かった。
その他の回答は、「どちらかといえば、実際に内定先企業に訪問して参加」(28.2%)、「どちらともいえない」(13.2%)、「どちらかといえばオンラインで参加」(13.5%)、「オンラインで参加」(6.3%)だった。オンライン派は2割弱という結果となった。
内定式をリアルで開催したいと回答した学生からは、「内定者同士で交流したい」「選考はほとんどオンラインだったので、直接企業に訪問し雰囲気をつかみたい」「人生で一度の機会だから」「リアルで参加したほうが、半年後に社会人になる実感を持てると思う」といった声が寄せられた。
内定先の社員や内定者とリアルで話す機会があると「内定承諾」「内定辞退」の判断にプラスになるか尋ねた。すると、「はい」(84.5%)が「いいえ」(15.5%)を大きく上回った。学生からは「直接話すことができたらミスマッチが起こりにくいと思う」「一緒に仕事をする人と直接話をして入社するかを決めたい」「実際に、職場のリアルな雰囲気を知りたい」「説明会や面接だけでは分からない、企業の日常を知れるとより納得感を持って入社意思を固められると思う」といったコメントがあった。
同社は「企業のリアル(社内の雰囲気や社風)を知るために、直接社員や内定者とコミュニケーションを図りたいと考える学生が多いことが分かる」とコメントした。
今回の調査は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にインターネット上で実施した。調査期間は8月22日〜9月4日で、有効回答数は348人。
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