――過去に販売した高価格帯ケーキの売れゆきはいかがでしたか?
杉浦: 宝石箱は京王プラザホテルが販売したクリスマスケーキで最高額です。今まで販売したクリスマスケーキで最も高価格だったのは、21年のモノで、価格は12万円でした。
アンティークの置時計をモチーフにしていて、外側はチョコレート細工で、中には「エクラン・ド・ボヌール」同様2つの味が楽しめるケーキを用意しました。5台限定の販売でしたが、早い段階で完売となりました。前年の「暖炉」のケーキをお求めくださったリピーターの方もいらっしゃいましたね。
「エクラン・ド・ボヌール〜幸せの宝石箱〜」も、9月1日の販売開始初日に2台、翌日にさらに1台予約が入り、既に限定5台のうち3台が予約済みとなっています。
――高価格帯ケーキが好調の要因をどのように分析されていますか?
杉浦: 価格よりも「映える見た目」「味」を重視されるお客さまが増えているのではないかと考えています。限定5台で販売したフラッグシップケーキは、2年連続で早い段階で完売いたしました。高価格のぜいたくなケーキでも、他にはない唯一無二のこだわりがあれば、需要はあるのではないでしょうか。また、購入していただいたお客さまは、職場やパーティーなど複数人での利用が多い傾向があります。皆さんで映えるケーキとお写真を撮っていただいているのだと思います」(広報担当者)
同社のクリスマスケーキは、6000円前後の商品が多いという。22年は希少な白いちご「コットンベリー」を使用した「コットンベリーのショートケーキ」を1万5000円で販売しているが、こちらも予約状況は順調だという。
22年のクリスマスは、パレスホテルが7万5600円のクリスマスケーキ「ポワンセティア」を10台限定で販売するほか、ホテル雅叙園東京が「玉手箱」を3万1000円で販売するなど、続々と高価格帯ケーキが発表されている。
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