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丁寧な仕事をしても評価につながらない人の共通点外資系1年目の教科書(4/4 ページ)

» 2022年09月20日 06時30分 公開
[山口畝誉ITmedia]
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「できない」は幻想

 私たちは「できる」「できない」という言葉を何気なく使っています。この「できない」というのは、幻想です。あたかも自分にはその「能力がない」と言っているように聞こえますが、恐れを感じて「できない」という言葉に置き換えているにすぎません。実のところは、「しない」もしくは「したくない」かのいずれかの意味でしかないのです。

 それは意識的なものではなく、無意識のレベルにあるものです。もしも、「適応できない」という気持ちが湧いてきたとしたら、無意識レベルにある価値観によって「適応したくない」と思っているということです。「適応したくない」から「適応できない」という言葉に変えて、「適応しない」ことを選択しているという状態です。

仕事 いつでも選択できる(画像提供:ゲッティイメージズ)

 仮にも、その環境で自分を生かしたいのであれば、適応していく必要があります。そうでなければ、自分が適応できる環境を他に探す以外にありません。自分を生かせて適応できる環境を見つけてください。作り出してください。あなたはいつでも選択することができるということを覚えておいてください。

著者プロフィール:山口畝誉(やまぐち・うねみ)

 株式会社MCJ社外取締役、U・アカデミー代表 全米NLP協会認定トレーナー&ビジネスコーチ、コンサルタント、元日本マイクロソフト ゼネラルビジネスマーケティング統括本部長、米国ロチェスター大学大学院経営学修士(MBA)

 東京都文京区生まれ。立教大学卒業後、外資系企業に就職。ロータリー財団奨学金にて米国へMBA留学し、帰国後アップル日本法人に入社。その後現日本HPにマネージャーとして転職。当時36歳で約3000人の社員の中、唯一の最年少女性部長に昇格。女性としては最年少で部長に昇格。

現日本オラクル、現デル・テクノロジーズを含む外資系ITベンダー7社で25年間にわたり要職を歴任。女性企業社会進出のパイオニアとしてキャリアを歩む。

リコージャパン執行役員兼リコーITソリューションズ取締役を経て、大病の早期発見と克服をきっかけに、人生は一度きりと考え独立。趣味のゴルフでは、56歳で自己ベストを更新。デビュー当時から郷ひろみの熱烈ファン歴50年。

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