ファミマ、プラ製フォークの提供を原則終了 竹箸で代替使い捨てプラ削減

» 2022年09月21日 10時21分 公開
[ITmedia]

 ファミリーマートは10月4日から、店頭でのプラスチック製フォークの提供を原則取りやめる。フォークを希望する利用者には竹箸を提供する。

脱プラ ファミマは店頭でのプラスチック製フォークの提供を原則取りやめる(出所:プレスリリース、以下同)

 同社は3月に東京都内10店舗でプラスチック製フォークの配布取りやめの実証実験を実施した。店舗オペレーションや売り上げへの影響、利用者の反応を検証した結果、大きな問題はなかったという。また、「環境にとって良い取り組みである」などの好意的な意見も多数集まったため、プラ製フォーク廃止を決定した。

脱プラ 配布していたプラ製フォーク

 スプーンはこれまでと同様、希望者にのみ持ち手に穴を空けた軽量化スプーンの提供を継続する。箸に不慣れな海外の利用者、フォークを必要とする小さな子どもなどについては、フォークの提供を継続する。

脱プラ 軽量化しているプラ製フォーク、スプーン

 マイカトラリー利用促進を目指し、東京都と神奈川県の30店舗でマイカトラリーセットの先行発売も開始する。バイオマス40%配合の素材を使用し、繰り返しの利用も可能だ。2022年中に全店での販売を目指す。

 同社は竹箸などの代替品への移行、マイカトラリー利用促進により、プラスチック使用量は年間で約250トン削減すると見込む。

脱プラ 約250トンのプラスチック使用量削減を見込む
脱プラ フォークから竹箸へ

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