消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
CCCマーケティング(東京都渋谷区)は、T会員の購買データを基に「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」調査を実施した。「ヨーグルト」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキング1位は明治「ブルガリア」ヨーグルトとなった。
2位は免疫力を高めると言われる乳酸菌を含み人気となった明治の「R-1」、3位はトクホ商品(特定保健用食品)も出ている雪印メグミルクの「恵」、4位は森永乳業の「ビビダス」、5位はダノンジャパンの「ダノンオイコス」だった。
タンパク質を多く含む「高タンパク系ヨーグルト」について、年齢による人気傾向を比較した。総合ランキングでは7位だったダノンジャパンの「ダノンオイコス」は、16〜30歳では3位だが69歳で21位となった。明治の「ザバス MILK PROTEIN」は、27〜32歳で12位だったが、64歳で27位までランクダウンした。両製品ともに、年齢が上がるとランキングが下がる傾向が見られた。
一方で、森永乳業の「パルテノ」は28〜41歳の9位がピークとなり、主に30代に人気であることが分かった。
性別のランキング推移では、「ダノンオイコス」は性別による人気の差はあまりなく、「パルテノ」は女性人気が高く、「ザバス MILK PROTEIN」は男性人気が高い結果だった。
女性人気の高かった「パルテノ」は、Webサイトで女性がランニングしている姿を取り上げている。一方「ザバス MILK PROTEIN」は、CMに男性がトレーニングしている姿が起用されていることから、同じ「高タンパク系ヨーグルト」の部類でも、ブランドイメージによって購入する年齢や性別が異なる傾向が見られた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング