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相手を怒らせない文章を書くには、どうすればいいのか 「5つ」のポイントを紹介すぐに実践できる(3/5 ページ)

» 2022年10月20日 07時30分 公開
[秋沢崇夫ITmedia]

感情まで伝わるテキストをつくる3つのコツ

 「〇〇さんのメッセージは冷たくて怖い」「△△さん、怒らせてしまったかな」など、相手からのメッセージに傷心したことはないだろうか。感情が見えづらいテキストコミュニケーションではよくあることだが、まずは自分が相手にそのような負の感情を抱かせないために、気持ちのいいテキストコミュニケーションを心がけてみてはどうだろうか。そのための3つの工夫を紹介する。

(1)語尾に一言追加/絵文字を添える

NG例: 了解

OK例: 了解! ありがとう! 了解しました、助かります!

 語尾に少し労いの言葉をつけるだけで、受け取る側の心証もよくなる。また、絵文字により感情を視覚的に表現するのもおすすめの方法だ。

(2)指摘や注意は褒めのクッションで和らげる

NG例: 〇〇の数字おかしいから、直しておいて。

OK例: ××さんの▲▲の資料、すごく助かりました! 1点だけ確認したいことがあります。〇〇の数字の部分が間違っているかもしれないので、見直しておいてもらえるかな。

 テキストメッセージで間違いを指摘する場合、ミスを言及するだけでは、攻撃的な印象を与え、心理的安全性がなくなってしまう。指摘・注意したいときほど、まずは褒めることで相手に警戒心を与えないよう意識しよう。

(3)ミスには「かも」をつけてマイルドな印象に

NG例: 報告書の数字、間違っています。

OK例: 報告書の数字、間違っているかも。

 ミスを指摘する場合に、もう1つおすすめなのが、語尾に「かも」を付けること。シンプルだが、これだけで文章が柔らかくなるため、併せて意識しておくとよいだろう。

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