同社はなぜ商標出願に踏み切ったのか。野畑昭彦社長に出願の経緯や狙いなどを聞くと「自分が好きなうんこで世の中を明るくしたいという思いがあった」との答えが返ってきた。
のばのばの事業に加え、うんこグッズの開発などを進める企業の経営者として活動する野畑社長。その中で痛感したのが、商標の重要性だという。自身が好きなうんこ事業を進める上で、第三者がうんこマークを登録してしまうと、事業に支障が出るかもしれない。そう考えた野畑社長はうんこマークを商標出願。14年10月、商標登録に成功した。うんこマークの登録は日本で初めてのことだった。
特許庁のサイトを見ると、確かに登録されているのを確認した。17年3月には、文字列としての「うんこ」「unco」、同年10月には同様に「うんち」も商標として登録した。
うんこマークはその後も20年1月、21日1月と計3度登録しているが「今回出願したマークは、初回登録のデザインと近いようで微妙に違う」と野畑社長。これまで社長自身が市販ソフトでデザインを自作したが「14年の時は、自分で納得したデザインを登録できなかった」という。慣れないソフトでの作業などが主な要因で、審査過程で若干のデザイン変更が生じてしまったのだ。
違和感を覚えつつ、商標登録にこぎつけたうんこマーク。だが、登録デザインに対し、心残りがあった。最初に登録したうんこマークの商標の有効期限が約1年後に迫る中、再度、自身が理想とするデザインで出願することとした。
今回出願したうんこマークと、登録済みのものを比較すると、”新うんこマーク”は3段巻きの頂点に横線が入っている。「今回出願したマークの方がスタイリッシュ」。野畑社長はこう解説する。
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