ローソンストア100のヒット商品「だけ弁当」シリーズにも同様のことが言えるだろう。同シリーズでは「ウインナー」「ミートボール」「チキンナゲット」など、おかず1種のみに絞るというシンプルな点がユーザーの心を掴んだ。
物価高が続き、各社が商品の値上げを進める中、「サラダなど色々な食材と自由に組み合わせてもワンコインでおさまるように」という開発者の思いから、シリーズ一律で216円という低価格にもこだわっており、弁当としては異例のシリーズ累計225万食を突破。ローソンストア100での弁当事業の柱になっている。一部の商品はローソンでも販売されるなど、シリーズの販売網を広げている。
このようにコンビニ業界での近年のヒット商品には、「シンプル」「こだわり」という2つの共通項がある。ローソンの「だけ弁当」シリーズも「お弁当には色とりどりのおかずが入っているべき」という常識を覆したことがヒットにつながった。セブンイレブンのホイップだけサンドは、サンドイッチの常識を覆せるか。
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