コロナ後に店舗数が減少した居酒屋チェーン 2位はコロワイド、1位は?東京商工リサーチ調べ(1/2 ページ)

» 2022年11月30日 11時23分 公開

 東京商工リサーチ(東京都千代田区)は、コロナ前の2019年12月を起点に、上場する大手居酒屋チェーンの22年9月末までの店舗数を調査した。コロナ前から最も店舗が減少したのは「はなの舞」や「さかなや道場」を運営する「チムニー」の250店減(738店→488店)だった。

photo 東京商工リサーチは、コロナ前を起点に上場する大手居酒屋チェーンの 2022年9月末までの店舗数を調査(画像はイメージ)

 次いで、「土間土間」や「甘太郎」を展開する「レインズインターナショナル」(親会社コロワ イド)の245店減(1839店→1594件)、「庄や」運営の「大庄」197店減(487店→290店)だった。

photo 居酒屋運営16社、各社の店舗数推移(出所:プレスリリース、以下同)

業界全体でみると?

 業界全体でみると、上場居酒屋チェーン主要16社の店舗数は、22年9月末で5387店で、コロナ前の19年12月末は6661店だったことから、コロナ前から3年間で1274店(19.1%減)が減少した。

photo 上場主要居酒屋店舗数

 コロナ前から店舗数が「50%以上減少」したのは1社(SANKO MARKETING FOODS)、「30%以上50%未満」が4社、「10%以上30%未満」が5社、「10%未満」が3社だった。大手居酒屋チェーンは、新規感染者数が落ち着いた今夏も多くが店舗のスクラップを続け、出店には消極的な企業が大半を占めている。

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